作陶(20100204)
茶碗の出来に気を良くして、さらに平型の椀を作ってみた。
今回は、縁と腰以外はできるだけ薄く削ってみた。
先端が丸くなっている仕上げカンナは、とても気持ちいい。
茶碗は白化粧土をたっぷり目に生掛けしたが、今回はあえて土となじませて、クリーミーな仕上がりを狙ってみました。
瀬戸探訪(20100131)
土岐、多治見、瀬戸あたりは何度も行っているが、今の目線でモノを見るとかなり違うのではないか、ということで瀬戸に行ってきました。
①森本陶苑
瀬戸駅の駅ビル(パルティせと)の正面にあり、店の前に並んでいるものからして、本物の雰囲気がびしびしとしたので、店の中はもっとすごかった!
さまざまな織部、黄瀬戸、志野の器が多数あり、目をうばわれるばかり。
しかし、話好きの店主に色々とお話を伺い、2時間かかって飯茶碗一つゲットしました。(嫁さん、子供は既に別行動モード。)
店主の奥さんによると、瀬戸に来て、この店で店主につかまり、時間がなくなってそのまま電車に乗って変える客もいるとか。
http://morimoto-touen.com/
店のホームページによると、店主の話好き、説教好きは筋金入り、最早名物の領域に入っているらしいです。
しかし、大変貴重なお話を伺い、くつ型の織部の湯呑みでいただいたお茶は最高にうまかった。
今度は、店主がいないときにじっくり見たい。半日はかかるだろう。
ゲットしたのは伊羅保の飯茶碗。早速2回ほどご飯をいただいたが、ほれぼれする。
②瀬戸蔵ミュージアム
駅前から歩いて数分のところにある瀬戸物の博物館。
大人一人500円(JAFで400円)、子供はただ。
焼きもの好きにはたまらん施設だった。
子供らは焼き物より、入ってすぐにある名鉄瀬戸線の旧車両展示の方がよかったらしい。
しかし、縄文、弥生から現在までの陶磁器3000点あまりが年代順に並ぶ2Fは圧巻だった。
興味のない人からすれば、ガラスケースを鼻息で曇らせながらまじまじと見る姿は異様に写るのだろうが、自分と同じような感じで見ている人々(基本的に、中年以上)が数人いた。
ミュージアムの下にある店舗に作家の作品が置いてあったが、思わず手にとると、推定される値段の半分以下くらいだったので、やはり本場は違うと思った。
既に飯茶碗をゲットしていたので、ほしいのがいくつかあったが我慢した。
それにしても、全体的にレベルが高すぎる。
③村上金物店(休業日)
知る人ぞ知る村上金物店。
残念ながら、日曜日定休であることは出発前から承知だったので、場所だけ確認しておいた。
今度は土曜日に出陣しようと思います。
…それにしても、本場は全てにおいてレベルが高すぎる。
作陶(20100124)と素焼き
最近作って乾燥させた品々を松田先生のところで素焼きしてもらうために、お届け。
大学の研究室の後輩らのうち、今年卒業・修了する4名に、うまく焼けたものを記念の品として差し上げる予定。学士にはぐいのみ、修士にはぐいのみ&焼酎カップセットかな。
左上5個:ぐいのみ(卒業生に2つ、修了生に2つ)
左下2個:焼酎カップ(2つを修了生に)
右の方の皿の類は、ベンガラ絵付け、白化粧等の練習用に予定。
素焼きが上がるまでに仕上げを考えておかねばならない。
夜になって何か作りたくなり、紐づくりで茶碗のつもりが途中で気が変わって鉢になり、少し乾かしてからまた気が変わって花器になりました。
取っ手は余った粘土に木の枝を押し付けて模様をつけてドベ付けしたもの。
余った粘土に穴をあけて、剣山代わりに。
兄嫁が花器を欲しがっていたので、うまくいったら贈ってしまうか。
構想
・錬り込み→たたら→彫刻又は叩き→透明釉又は灰釉
・組作品
・加藤東一
・場合によっては亀裂文(ガスバーナ)
材料として以下を入手しないと
・白土
・黒陶土(もしくは顔料黒)
・顔料(ピーコック、海碧、トルコブルー、グリーン、赤系はどうする?)
作陶(20100111)
ぐい飲みが均整のとれた形にできた。
紐づくりの練習の茶碗はさながらミニどんぶりとなって失敗気味。
作陶(2010年最初)
グループ松ぼっくりの作品展で、纐纈先生のぐい飲みが素晴らしく自分の理想形に近い造形であったので、駄目元で先生に聞いて、形の作り方を教えていただいた。
早速、戻って3つほどぐい飲みを作ってみた。
ちょっとしたコツの違いなのだろうか?
随分と形が良くなったような気がする。
底の厚さと削るときの固さのコントロールがきちんとできていれば、高めの高台も難なくできるようだ。
今年は、岐阜県美術展と岐阜市展に無謀ながらエントリしたいと野望をたぎらせているので、作品の構想も練りつつある。
当然、ぐい飲みでは出典しませんが、今までやったことのない練り込みで、「川ばかり見ているコンサル技術者らしい」作品を考えています。