作品展(20100110)

松田先生がお仲間と開催されている作品展「グループ松ぼっくり作品展VI」(H22/1/9-17)にお邪魔する。
6人の出展者のうち、3人が陶芸で、松田先生のほか、纐纈勇先生、山田正司先生が出されていた。

最近、器を見るとそれがどのように作られたかがある程度推測ができるようになってきたが、私ごときには推測しきれない作品が多くあって、大変刺激になった。

松田先生の花器(筒状の土をリングにして花器にしてある)、纐纈先生のぐい飲みの謎の紫志野、山田先生のたたらを極めた造形など、先人の技は諮りきれないものがある。

先生の白化粧土の茶碗が気になったので一つ分けていただく。
早速、夕食のテーブルに上がりました。

酒は久寿玉超辛口(の余り)、茶碗にはブリ大根が入りました。

七輪焼成(20091220)

本日は岡島くんが忘年会で使うマイぐいのみを焼きたいということで家族の白い目線を浴びながら道具を車に詰めて出陣.
鈴木,杉浦も合流して簡単な酒器を作った.

昨日までの雪が残っていて,七輪焼成としては過去になく厳しいコンディション.急空冷した瞬間ヒビがいってしまいそうだ.

作陶に励む若者たち.

鈴木の玉づくりぐいのみはカーボンヒーター,ドライヤーで乾燥さすも,見事に爆発.最初の爆発は縁の部分だったので,引き続き素焼きを試みるが,今度は底が爆発して木っ端微塵に・・・土に還った.
笑いの神がしばし降臨.

本日の戦利品.
最初の一つは焼き締め,懲りずに焼きすぎて縁が溶けた.

二つ目も焼き締め.一つ目の反動で焼きが甘い.微細なヒビあり.

三つ目は透明釉の杯.徐冷に失敗し,Y字のクラックが.

四つ目も焼き締め.溶けるかどうかぎりぎりの良い加減だったが,冷め割れが・・・

五つ目.これは焼きすぎず甘すぎず,火加減がうまくいった.漏れもなし.

なお,岡島くんが前回焼いてヒビが残ったものは,透明釉をかけて2度焼きしたものの,完全にふさがらず.
しかし,今回の彼の本命はうまく焼けたようで良かった.
若者たちが本日作って焼かなかった品は岡島家で乾燥の後,次回焼成予定.
鈴木の焼酎グラスとぐいのみ,杉のぐい飲み,岡島くんの初手ろくろの作2つが次回焼成を待つ.

窯出し(20091219)

先週釉掛けし,松田先生に焼いておいていただいた8品,焼きあがりました.

①角鉢(油滴天目)
外側の釉が流れて,ものすごいことに.先生すいません.

②片口(黄瀬戸)

③杯(黄瀬戸)

④茶碗(油滴天目)
写真では良く分かりませんが,綺麗な油滴が出ています.

⑤ぐい飲み(織部
このテカリはトチ渋で落ちるのでしょうか?もっと渋い色にしたい.
ざっくりした土の方が織部には合うのでしょうか.

⑥湯呑み(伊羅保)

⑦杯(透明)
七輪で焼いたときとはまた違う趣・・・

⑧杯(黄瀬戸)

戸崎さんにいただいたラディッシュも早速,いただきます.

ラディッシュは元がおいしければ浅漬けでも十分おいしい.
・生酒は1週間立つとかなり味が違う.これはこれでおいしい.
・焼き上がりはあまりにも色々な要素が絡み合いすぎて,何が原因でどうなったのか見当がつかない・・・
・黄瀬戸は刷毛塗りくらいで十分?ガラスがたまって醤油みたいな色合いになってしまった.
・赤土と透明釉の組み合わせは,かなりマットな感じになった.自分の透明釉と先生の透明釉はどうも違うらしい.マットな感じだと酒を注いだときにあまりおいしそうに見えない.
・伊羅保は筆塗りで十分だった.先週の七輪でも刷毛塗りで十分かかったから,今後は刷毛塗りを基本にやってみようかしらん.

作陶(20091216)

少しはやめに家に帰ったので、七輪の生贄を量産。
手ろくろで電動ろくろ的に引き上げる練習と付け高台を2つほど試してみた。
付け高台にする細い紐がうまくできないので、ひょっとしたら高台の中に空気が入ってしまってないか不安。
カリカリに乾燥させて、せめて水分で爆発するリスクは回避したい。

七輪焼成(20091213)

忘年会でまいぐいのみを使うために,先週までに作った6つの酒器を焼く.
嶋田さんにいただいた特製ロストルを実戦投入.孔がでかい.

素焼きはまとめて6個行こうとしたが,無理っぽいので2つ後回し.
写真は6つ入っているが、上に重ねた2つを後回しにすることに.




結果.6個中3つが生き残った.
白土の玉ぐいのみ:1回目素焼き段階で早々に底が爆発・・・
白土の杯:2回目素焼き段階で木っ端微塵に爆発・・・
赤土の玉ぐいのみ:本焼きに入ったところでクラックが・・・

赤土杯1(透明釉刷毛塗り):前回焼きすぎた土なので様子を見ながら焼いていたが、それでも炭が縁に食い込んだ跡が残ってしまった。

赤土杯2(透明釉刷毛塗り):杯1の失敗を踏まえて釉が溶けるぎりぎりでしばらく粘ったため、綺麗に焼けているが,地肌が全然透けてない.

杯2の裏側:地肌は赤いのだが・・・透明釉が溶けきってない?

赤土ぐい飲み(焼き締め):今回の本命.焼き締めの度合いが甘いが、自然釉がかかって、とても良い景色。

今夜はこれで、飛騨の酒、天領の新酒をいただきます。
嶋田さんにもお礼に一本贈っときますね。